ハナビラタケと健康

ハナビラタケは針葉樹に寄生できる非常に珍しい機能性キノコであり、癌、免疫、美容、ダイエット、糖尿病、血液、脳関連などの分野において研究及び発表がなされています。ここでは、2014年10月より当社が学校法人東京女子医科大学と国立研究開発法人産業技術総合研究所と一緒に取り組んできたこれまでの研究・試験結果をご紹介いたします。

【研究成果のポイント】
● ハナビラタケが持つエストロゲン活性の発見
● そのエストロゲン活性に細胞増殖作用が無い
● ハナビラタケの全ゲノム情報を特定

※産学官共同研究「IT-はなびらたけプロジェクト」研究成果のご報告
※産学官共同研究「IT-はなびらたけプロジェクト」研究成果のご報告(英語版)

産学官共同研究

ハナビラタケ(キノコ)業界では、主成分であるβグルカンの議論がさかんでした。他にも、異なるキノコや由来の異なる、例えば、大麦や黒酵母のβグルカンなど様々。議論の論点は、βグルカンの長さであったり、結合の種類など、βグルカンの違いによる効果をアピールするものが中心でした。

そもそも、ハナビラタケで有名になったβグルカン(1→3結合)とは・・・
β1→3Dグルカンとは、ブドウ糖が1時の方向から3時の方向に連結する多糖類のことを言い、菌類や細菌、キノコなど自然界に多く存在し、抗腫瘍作用や免疫活性作用など多くの生理活性が報告されてきました。

しかし、様々な報告、例えば2013年に実施した臨床試験の前から、女性から肌の調子が良くなったなど、解析してもβグルカンの作用だけでは説明できない点が多く、実際に臨床でその真意を確認したところ、βグルカンの作用とは考えられない活性を発見しました。
その原因を追究するため、産学官での研究を開始し、その主因をサイレント型エストロゲンに限定しました。

エストロゲン

エストロゲンは、女性ホルモンの1種で、妊娠に備えるためのホルモンであると同時に、女性らしさを引き出す働きを持つホルモンであります。
<主な働き>
・女性らしい体系をつくる
・美肌
・自律神経の活発化
・骨を丈夫にする など。

しかし、40歳を超えると分泌量が低下し、高齢になると男性よりも女性のエストロゲン分泌量が少なくなり、様々な障害が出ると言われています。
それを改善することを目的としてエストロゲン様化合物を摂取することでアンチエイジングを行う反面、細胞増殖の作用は癌に対して大きなマイナス要因であります。
そのことにより、国では1日の摂取量制限を設けています。
しかし、高齢になるほど、エストロゲンの摂取で体感できるものであり、このジレンマが問題でありました。この課題を解決するのがサイレントエストロゲンです。

サイレントエストロゲン

最大の欠点である細胞増殖の活性がなく、エストロゲン作用のみ有するものをいい、新しいカテゴリーの物質といえます。
したがって、本来のエストロゲンの代用として使う場合、癌化しにくいという利点があります。
エストロゲン不足により様々な問題が発生するが、サイレントエストロゲンはその解決策の一つである可能性があります。

希少性について

サイレントエストロゲンの作用を確認することは簡単ではありません。
従来の細胞による活性評価法は細胞増殖を活性の根拠にするため、細胞増殖活性のないエストロゲン様化合物は検出できないという問題がありました。
今回の検証では、産業技術総合研究所のDNAチップの技術を使用しました。この技術以外にサイレント型のエストロゲンを特定することは、非常に手間がかかります。現実的には、相当なコストが必要であり、手を出しにくい分野です。

なお、当該技術により植物性で1種、菌種で1種の成分が見つかっていますが、植物性は刺激を伴うもので、大量摂取は難しく、菌種のものは生産が特殊であり、ほとんど流通していません。
ハナビラタケから抽出したものが、サイレントエストロゲンの摂取としては理想となるし、その代替品は簡単に出てこない状況になると考えられます。

優位性について

ハナビラタケであればどれでもよいかというとそうでもありません。
キノコはその種の特性と育成環境、さらには育成過程の違いにより、構成される成分が変わってきます。今回、研究により特定した有効成分が、どこに存在するかを含め、その選定技術は他社にはなく、技術を持たない他社が、同じ効果について語ることはできないはずです。
いずれにしても、ゲノムから解析したものであり、他社が追随するのは困難であることは確かです。

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